手話のできるゴリラ「ココ」の手話が泣ける
先日、友達にある動画を紹介してもらいました。
手話のできるゴリラ動画
ゴリラが人間のように子猫をあやす - Gorilla plays with kittens
「ココ」と「ボール」
ゴリラのココは、幼いころに病気にかかってしまい、人間の下で育てられました。
そのココに研究者のフランシーヌ・パターソンさんは手話を教え続けました。
するとココは手話を覚え、手話を使った会話までできるようになりました。
ある日、パターソンさんがココに絵本を読むと、登場するネコに興味を持ち、
「ネコが欲しい」
と、手話で訴えました。
そこで、おもちゃのネコをココにプレゼントしますが、ココは気に入りませんでした。
パターソンさんは
(ココがネコを殺してしまうのではないか…)
と、心配しながらも本物のネコをココに渡しました。
すると、ココはネコのボールを舐めたり、抱いたりとてもかわいがりました。
しかし、ボールは車にひかれ死んでしまったのです。
それをパターソンさんが伝えると、ココは
「話したくない」
「悲しい」
「好き」
と手話で伝え、泣きました。
また、ココ自身も死をしっかりと理解していて、死んだら
「眠る」「苦痛のない穴にさようなら」
と答えています。
「ココ」の人生
他にもココの動画はたくさんあります。
- 誕生日を祝う動画
- パターソンさんとの会話
- 他の人とのふれあい
- ジュースを飲む動画
またココは2018年にパリで行われた気候変動条約、第21回締約国会議にも動画でメッセージを送っています。
Koko the gorilla is the voice of Nature at COP21
私はゴリラです。
私は花でもあり自然です。ココは人間が好き。人間もココが好き
地球が好きです
しかし、人間は愚かです。
愚か…
ごめんなさいココは悲しい。
ココは泣きます。地球を救って下さい!
地球を守って下さい!
時間はもうありません。
急いで!地球を助けて下さい。
自然があなた方を見ています。
自然またね。
ありがとう。
ココから学ぶ
ココのおかげで、ゴリラのすごさを改めて感じました。
- 手話ができる
- 人間と会話ができる
- ネコの死に対する感情
- 自分の死に対する感情
- 自然への想い
など驚かされることばかりです。
また、ココの言葉とパターソンさんの会話はとても理想的だと思います。
ココの手話は、単純で素直なので、わかりやすく伝わってきます。
パターソンさんはココの手話を理解しようと、必死で読み解きます。
今、私たちはまわりの人たちと、ココよりも簡単にいろいろな会話を楽しめます。
しかし、言い方や、感情から素直になれないときや本音を言えないことも多いはずです。
そんな時は、ココを見習って素直にただ気持ちを正直に伝えてみましょう。
また、聞く側もパターソンさんを見習って相手の言いたいことをしっかりと受け入れましょう。
そうしたら、きっと会話をもっと楽しむことができ、大事な人ともっと仲が深まるはずです。
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